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代表挨拶
代表挨拶
関係事業者の皆さまに於かれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます
トラック産業は、「改正物流2法」の施行を始め、規制緩和政策によって非常に厳しい状況に於かれています。新規参入事業者が急増し、運賃のダンピングが横行するなど業者間の競争は歯止めがきかない状態です。また、荷主からの運賃・料金の抑制、原油価格の高騰などにより事業環境は厳しくなる一方です
さらに、社会保険に加入しない業者や高速道路使用料を労働者に負担させるような業者も存在しており不公平な競争環境や労働者が働き続けられない職場を生み出しています。このような現状のなか、1つの企業や労働者の努力で打開できるものではなく、労使が協力して政策運動を展開し、産業政策の転換を求めていくことが不可欠です
私たちは、トラック産業を担う事業者と労働者が協力し、トラック産業の健全な発展と労働者の労働条件を確保しようとしてきました。4年にわたる試行錯誤の末、2012年に「トラック産業の将来を考える懇話会・近畿」を労使共同で結成しました。活動としては国土交通省、近畿運輸局、大阪府トラック協会などに数々の問題を訴えてきました。また、コロナ禍前は年2回、トラック産業に係る講師を御呼びしてセミナーを開催してきました。2024年問題など、依然としてトラック産業を取り巻く状況は厳しく、労使ともに産業政策を動かす運動の強化が必要と考えています。労使が協力して政策運動を展開していくための研究や情報交換、行政に対する要請などを進めていく運動体として政策転換を実現させたいと思います
代表
南海 久次